薬剤師という国家資格を持って、誰もができるわけではない仕事をしている人なら、有資格者として仕事に対する誇りはしっかり持っていると思われます。それでも、やはり誇りだけではなく、それをお金に換算してしっかり示してほしいと考えるのも、これまた人情というもので、薬剤師とて例外ではありません。
年齢、経験、知識やスキルによって給料に差が出るのは、これはどんな仕事でも同じです。年齢が若い人は年上の人よりも月収は少なくなりますので、平均すると３０万円以下といったところになります。ただ、経験を積み、さらなる資格を取ったり、責任者として勤務するなどして収入を増やすことは可能です。
転職という方法もありますので、さまざまな方法で収入アップを見込めるのが薬剤師の強みです。多い人では月収にして６０万円以上も可能ですので、チャレンジするのもいいでしょう。
大手企業に勤める新卒男性と、仕事をし始めたばかりの薬剤師との給料を比較すると、場合によっては国家資格を持たない大手企業に勤める新卒男性の方が多くの給料をもらっている場合があります。企業ではどうしても男女雇用に格差があり、女性社員の収入は少なめです。
全体から見て女性の割合が7：3と多い薬剤師に限って言えば、新人でも月収は３０万円近くになり、一般企業の女子社員よりは多くなります。仕事において男女という性別から給料に差を設けるのはいかがなものかと考えてしまいますが、それが現実である以上、仕方のないことです。
その点では、女性薬剤師は一般企業の女性社員と比較して考えると、収入が少ないと不平を感じることも少なくなるでしょう。その後はキャリアを積んでいくにつれて、月収も上がり、どれだけ自分の月収に満足できるかが大事になってきます。